赤と青の格子柄の布から青い糸だけを引き抜き、その糸を元の布から切り離すことなくそのまま刺繍に用いています。刺繍の内側の格子部分には青い糸は残っていません。この刺繍のモチーフは、フーベルト・ファン・エイクとヤン・ファン・エイクによる「ヘントの祭壇画」(15世紀)から引用されていて、その絵画の一部の衣服の襞部分を抜き出して刺繍にしています。
Photo by
柳場大
引き抜いた糸で刺繍,既製品の織物,絵画用木枠
80 × 65 cm
2008 「MOT アニュアル 2008 解きほぐすとき」東京都現代美術館、東京
2024 「ひらいて、むすんで」岡崎市美術博物館、愛知
赤と青の格子柄の布から青い糸だけを引き抜き、その糸を元の布から切り離すことなくそのまま刺繍に用いています。刺繍の内側の格子部分には青い糸は残っていません。この刺繍のモチーフは、フーベルト・ファン・エイクとヤン・ファン・エイクによる「ヘントの祭壇画」(15世紀)から引用されていて、その絵画の一部の衣服の襞部分を抜き出して刺繍にしています。