Mutterkuchen – 01「あなたに帰る場所はありますか、もしそうなら、それは偶然?それとも必然?」

2018 年

既製品の織物を解いて編んだ籠と刺繍

155 x 70 cm(木枠サイズ 55 x 42 cm)

展覧会

2018 「三人展」(小瀬村真美、関根直子、手塚愛子)MA2 Gallery、東京
2019 「Flowery Obscurity – 華の闇」MA2 Gallery、東京
2022 「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」東京都現代美術館 、東京

コレクション

東京都現代美術館蔵

Mutterkuchen – 01「あなたに帰る場所はありますか、もしそうなら、それは偶然?それとも必然?」

あなたに帰る場所はありますか?
もしそうなら、それは偶然?それとも必然?
刺繍されたこの言葉は、私がドイツのアーティストビザを申請しに外国人局に行った時に思い浮かんだ言葉です。ビザを与える人たちは、ビザを与えられる人たちよりも、自分達の方が優勢であると信じていると感じたから。自分の身体を解体し、そこからこぼれ落ちる破片を受け止めるための籠を編んだ。その袋の構造は私たちの身体の比喩である。そこから再び言葉として立ち上がり、自らの身体に還るものとして刺繍を施した。

Photo by

手塚 愛子