Bruise (Stain)

2013年

1920年代ドイツのテーブルクロスにプリント

86 × 93 cm

展覧会

「想像しなおし」福岡市美術館(福岡) 2014

「アーティストファイル 2015 隣の部屋」 国立新美術館(東京)2015

様々な国の言語による「痣(あざ)」という言葉の定義が、1920年代のドイツで製作されたテーブルクロスにプリントされています。もう100年近くも経っているものですから、シミやヤケなどがいくつもあり、その見た目は決して綺麗なものではありません。私がこの時代に興味を持ったのは、ベルリンの日曜日の蚤の市を歩いていた時のことでした。その織物の質の高さに惹きつけられたのです。そのうち、私はそのような布を見つける度に、どのくらい古いものなのかと店員に尋ねるようになりました。最初は大体100歳くらい、と言われてもあまり信用しなかったのですが、そのうちに、どの店も同じことを答える、つまり100歳か、19101930年代くらいのもの、という答が返ってくることに気づき、これはもしかしたら信用出来るかもしれない、さらに、それはナチスドイツの台頭の直前の時代ということに気づきました。ナチスの前と後では、布製品の質の違いは明らかなものであるように思えました。そのことがあってから、何かに惹きつけられるように私はこの時代の布製品を集めだし、作品を作っています。

Bruise (Stain)

Photo by

山中慎太郎