無色透明の 広がるもの

2022 年

既製品の織物から引き抜いた糸で刺繍、オーガンジー

224 x 166.5 x 15 cm(インスタレーション、サイズ可変)(布:各150 x 60 cm

展覧会

2022「泉で手を洗う」板室温泉大黒屋, 那須塩原、日本

無色透明の 広がるもの

コロナウィルスの問題は、それが無色透明であるからです。コロナウィルスに色と形があったらなあと、ベルリンの市バスに乗りながら、コロナが始まった頃にぼんやり考えていました。思えば、歴史上で問題を引き起こしてきたことは、いつも無色透明で、私たちの生活の中に潜んでいたものではないかと思います。何の問題もないように見える日常生活に隠れる無色透明なもの、それが飛散するイメージを刺繍しました。

Photo by

Shintaro Yamanaka (Qsyum!) 山中慎太郎 (Qsyum!)