縦糸を引き抜く－五色

2004 年

織物から引き抜いた五色の縦糸

180 x 420 cm（インスタレーションサイズ）、直径70cmの円形パネル6枚

展覧会

「Outside of Modernism」ART COURT GALLERY（大阪）2004年

「薄い膜、地下の森」スパイラル・ワコールアートセンター（東京）2007年

「MOTアニュアル2008　解きほぐすとき」東京都現代美術館（東京）2008年

「city net Asia」ソウル市美術館（ソウル、韓国）2009年

「大地を包む」展　越後妻有里山現代美術館キナーレ（新潟）2013年

「I氏賞展」（岡山県立美術館、岡山）2014年

色鮮やかな五色の糸が、クラシック調の織物から引き出されています。この伝統的な柄の織物は、実はこの五色と後は白のみでおられています。この作品は、絵画の基本構造を紐解いて見せているとも言えるでしょう。何故なら画家たちは、このような原色から絵を描き始めるからです。

福永一夫