Großer Imari, 1700’s Edo

2016 年

布に刺繍、木枠、1700年代の伊万里焼の壺とのコラボレーション

H.190 x W.55 x D.50 cm

展覧会

2016SchnittmengenMuseum für Asiatische Kunst(ベルリン、ドイツ)
2023年「アーティスト、コレクター、学者:日本美術コレクションへの女性の貢献」Museum für Asiatische Kunst(ベルリン、ドイツ)

コレクション

アジア美術館蔵、ベルリン、ドイツ(2016年)

Großer Imari, 1700’s Edo

ベルリンのアジア美術館が所蔵する、1700年代の伊万里焼とのコラボレーションとして制作された刺繍作品です。私の興味を引いたのは、その豪華な表面と内部の暗闇のコントラストです。なぜ王様たちは、豪華な装飾で物品を飾らなければいけなかったのか?おそらく、時の権力者は、どのくらい自分たちに力があるのかを見せつけたかったのだろうと思われますが、その背後には常に、自分がいつかその権力を失うかもしれない、という恐怖も背中合わせに持っていたと思います。装飾が豪華になればなるほど、彼らの恐怖心の大きさが見て取れます。私はこの作品で、壺の中の暗闇(内臓)を表に引き出そうと試みました。その内臓は、色鮮やかな装飾の表面と直に繋がっています。