既製品の織物から抽出された藍色の糸で編まれたひとつの籠。
自らの身体を解体したのち、その肉体の破片を受け止めるための柔らかい袋:その袋の構造は私たちの身体の比喩である。その籠の網目は荒く、そこからこぼれ落ちるものもあるだろう。
私たちが歴史を見つめ、自らを解体し、また受けいれ、そこからこぼれ落ちていくもの。私はその循環を見つめている。インディゴの歴史を読みながら、そのようなことを考えていた。
Majhi International Art Residency 2023 にて制作(主催:Durjoy Bangladesh Foundation)
Photo by
Seeta Chang, Courtesy of DBF