Ghost in Indigo (Knitting)

2023 年
解かれた織物(作家によるデザイン、多色の縦糸)、織物から引き抜かれた糸で編み物、木製パネル
織物制作:織物博物館(ティルブルフ、オランダ)
織物制作担当者:ジュディス・ペスケンス(織物博物館、ティルブルフ、オランダ)

H.66 x W.91.3 x D.3 cm

展覧会
Ghost in Indigo (Knitting)

織物から引き抜かれた青と黒の糸は、作品左部分にて編み物に変容しています。

この織物は作家自身のデザインにより、8世紀の「紺地花樹双鳥文きょうけち」(正倉院蔵)を引用して織られています。その古代の染物の模様の中に、現代を生きる私たちを取り巻く様々なシンボルが散りばめられ、それ自体が装飾の一部として存在しています。その現代のシンボルとは、コピーライトマーク、@マーク、原発のマーク、ピースマーク、クレジットカード会社のシンボル、遺伝子のイメージ、放射線照射済みマーク、子宮のイメージ、バイオハザードマーク、などです。これらのシンボルが、古代の文様の中に見え隠れし、共存しています。